当社は長らく商品やサービスを販売する目的でWebマーケティングを行なってきましたが、「人を集めるという意味では、集客も求人も本質は同じ」という考えのもと、企業の採用活動に貢献する採用サイトの制作を行なっております。
採用市場に関わりはじめたのは、マーケティングで支援していたクライアントから「採用課題をなんとかしたい」というご相談がきっかけでした。
当初は採用サイト制作や採用マーケティングには関わっていなかったので、どのように解決するか検討もつきませんでしたが、「“人を集める”という本質は同じだろう」という仮説を立てて、採用ページの制作からはじめました。
もちろん、クライアントにはこれまでの実績がない旨をお伝えし、試行錯誤の中で施策実行をご了承いただき、プロジェクトがスタートしました。このときに私たちを信じて取り組んでいただいたことは、本当に感謝でいっぱいです。
さて、採用ページ(LP)を制作して成果はどうだったかというと、比較的早い段階で最初の応募を獲得できたのです。
やり方は、採用ページをMeta広告で出稿してターゲットにリーチする方法を取りました。
しかしながら、実際に面接を行い内定を出す直前まで進みましたが、辞退を申し出されてしまいました。残念ながら最初の1件は採用には至りませんでした。
そして、同様のケースが何件か続き「何かが違う」のだということに気づきました。
そこから、面接者にヒアリングをして実際に面接をした所感を細かく伺ったり、今いる社員の方にインタビューをしてどういう理由でこの会社を選んだかを伺ったりしながら、できるだけ「リアルな声」を集めるようにしました。
そうすることで浮かび上がったのは、「情報発信が圧倒的に不足している」ということ。
最初に作成した採用ページは、求人媒体に掲載している情報をもとに少しボリュームを厚くした程度で、採用ページならではの濃い情報があったわけではありませんでした。
この状態で広告をかけても、どのような人材を求めているか書かれていないところに、マッチする人材が集まるはずもありません。
この経験から、採用堂が一番大切にしている「求職者が求めている情報を余すことなく発信する」という考え方が生まれました。
とことん情報発信するためには、1枚の採用ページでは物足りません。トピックごとにページを作成して情報を整理して、採用サイトを構築する必要がありました。
どんな情報を発信すれば良いかについては、「採用サイト制作」のページなどで解説しているので、ぜひご覧いただきたいと思いますが、いずれにせよ、集客にしても求人にしても「ユーザーが求める情報を発信すること」はマーケティングの鉄則であることを身に染みて実感したのでした。
そのようにして情報を発信しつつ、テキストだけでなくプロのカメラマンに社員の写真を撮影してもらうなどしながら、ページを充実させることで「採用サイト」が形になりました。
結果、クライアントの採用課題が大きく改善されて、採用費は大幅に削減され、理想とする人材の採用にも成功しました。
こうして、お客様のご要望から始まった採用マーケティングのサポートですが、「採用マーケティングをやっている」「採用サイト制作をやっている」と発信し始めると、とても多くの反響をいただくことになったのです。
中小企業の経営者はもちろん、大企業の人事部長など、大小問わず何かしらの採用課題を抱えていることがわかりました。
「もしかすると、自分たちがやっている採用マーケティングは多くの企業に貢献できるのではないか?」
と感じ、あるいは、採用マーケティングが求められていることも確信したことで、「採用マーケティングに特化したサービスを立ち上げよう」と決めて、『採用堂』が始まりました。
採用市場の課題と、採用堂の役割
採用に関するサービスは、目先の課題を解決するものや、インスタントな施策になってしまうケースが多く見られますが、採用堂は企業の採用課題を根本的に解決して、中長期的に貢献できるような「採用資産」を作り上げることをポリシーとしています。
昨今の採用市場と求人対策は、求人媒体、人材紹介会社などのプラットフォームに偏っていて、依存度が高い状態だと感じています。求人媒体や人材紹介会社からの応募がほぼ100%という企業がほとんどではないでしょうか。
そんな状況から少しずつ変わってきているのは、SNSを本格的に採用活動に取り入れようとするムーブがあることです。
おそらく、プラットフォーム依存に課題感がある企業が、その状況を打開するためにSNSに取り組もうとしているのだと思いますが、こういった動きがあることは業界が活性化されてとても良い傾向だと感じています。
一方で、採用堂はSNSでは採用課題の根本解決にはならないという立場と取っています。もう少し詳しく説明すると、SNSだけでは求職者が求める情報を届けるには不十分で、やはり「採用サイト」の構築が不可欠であると考えています。
SNSはどうしても情報が流れていってしまう性質があり、求職者が自分のタイミングで自分が求める情報にアクセスできないというデメリットがあります。「どこかで見たけど、どの投稿だっけ」「保存するの忘れたな」ということが起きやすい。
採用サイトで求職者が求める情報をしっかり整理して配置しておくことで、いつでも自分の好きなタイミングで情報を取りに行くことができます。このアクセスのしやすさと、知りたい情報が全て書いてある状態が、入社前の不安を払拭して期待感へと転化していくのです。
「採用サイトを見にいけば、働き方や会社の様子が全てが書いてある」
という状態を作れたら、採用活動は大きく前進します。
このように、基本的なスタンスは根本改善であり、企業にとって中長期的に貢献する採用資産を構築することが採用堂の役割だと思っています。
もしかすると、初めて採用に関するサービスを利用するという企業には採用堂は向いていないかもしれません。
それよりも、これまでにたくさんのサービスを利用し、プラットフォームにもお金をかけてきたけど、一向に状況は改善しない、という企業が採用堂のサービスと相性が合うと思いますし、実際にそのような企業からのご依頼が多いです。
そういったお客様へサービスをご提供していくことが一番の役割ですが、私たちの活動を通じて市場全体が「採用資産に投資すること」がスタンダードな考えに変わっていくように、少しでも影響を及ぼすことが、採用堂に与えられたミッションなのだろうと感じています。
